吃音応援ダイアリー

吃音で苦しんでいる方々のためにいろいろ書いていきます!

【自己紹介】N基地の吃音人生

どうもこんにちは!

 毎度どうも、N基地でございます。

 今回は私の自己紹介をしていきたいと思っております。

 恐らく吃音者の方々は、周囲に自分以外の吃音者がいる状態が少ないと思います。かくいう私もそうでした。私以外の吃音者の方に、実をいうとこれまで会ったことがありません。

 勿論この情報社会、テレビやYoutube等で吃音者の方を拝見することはありますが、実際に合って直接話をする機会が今までありませんでした。ですので、私のような「自分以外の吃音者の方に会ったことがない方」のためにも、同じ悩みを抱えている人がいる安心感を与えたいという想いから、私の自己紹介を書かせていただきます!

少し長くなるかとは思いますが、よろしくお願いいたします!

 

1.いつから吃音になったのか?

 吃音症を発症してしまう年齢で多いのが、どうやら2~3歳頃で、ちょうど言葉を覚え始める辺りらしいです。

 私もその例にもれず、物心ついたころから吃音であることを自覚しておりましたので、三歳辺りからでしょうか…。

 その頃から、幼稚園の先生に怒られて謝るときでさえ、「言葉が詰まったら恥ずかしい」と思っておりました。

 よく覚えているのが、同じく幼稚園のころの話…。トイレに行きたいけれども、「トイレに行っていいですか?」が言えなくて、少し漏らしてしまったことがあります…笑。

 今思えば幼稚園児なのだし、「先生!おしっこ!!」と言えば良かったのです笑。「さ行」と「あ行」ならスっと言えたのに笑。

 そんな経験があって、どことなく、「言葉が詰まってしまう事(どもること)」=「恥ずかしい事」という方程式が自分の中で確立されてしまう時期でした。

 

2.本読みの苦痛

 さて、幼稚園の話も終わり、次は小学校~高校までの話をざっとしましょう。

 小学校はと言えば、今もまだあるのか把握しておりませんが、先生に名前を呼ばれた後、手を挙げて「はい元気です!(or自分の体調の事を言う)」と言う、体調確認のようなものが朝の会でありました。

 私はその初回、小学校一年生、入学して初っ端の朝の会で、盛大にどもってしまいました

 どのようにどもってしまったかまでの詳細は覚えておりませんが、どもった後、クラスのみんなに大笑いされたのを今でも覚えております笑

 その時はとても恥ずかしかったです笑。今思えば「そんなことあったなw」というレベルですが、やはり当時は「学校」というコミュニティに属する以上、仲間外れは嫌だという思いがあったのでしょう。そのせいで、「恥ずかしい」という思いが自分の中で大きなモノになってしまったのでしょうね。

 また、今でも少しその気はあるのですが、昔から私は「完璧主義者」で、「こうでなければいけない」、というある種の先入観がありました。それも吃音を助長させてしまったのでしょうね。

 そしてやはり、小学校~高校と言えば本読みがあります。恐らく、吃音者の方で、この本読みの辛さが理解できないという方はまずいないのではないでしょうか…?いわゆる音読ですね。

 国語の時間が来るたび不安でした。小学校の低学年頃はそこまで不安ではなかったのです。なぜなら読む量がとっても少ないから。しかし、小学3年ごろから、一回の音読で読む量が増えていき、高校3年時には段落読みなんてのもありました笑。少ない段落の時はホッと胸をなでおろすのですが、段落が次ページまで終わらない時なんてのはもう不安も不安緊張も緊張です笑。

 それに高校3年にもなると(実際は中学辺りから)思春期も思春期ですので、女の子によく見られたいという思いから、ますます「完璧」を求めてしまい、結果どもりがひどくなるんですよね笑。懐かしいです。

 本読みあるあるを一つあげておきます笑。小学生や中学生ですと、まだまだ「吃音」という言葉を周りは知らない(もしかしかたら高校生も知らないかも)ので、私は難発型で漢字で沈黙していると、その漢字を知らないと思ったのか隣の子が善意で「こう読むんだよ」と教えてくれたりするんですよね笑。

 そんな時は決まって心の中で「知ってるよ。ただどもっちゃうんだよ」って言ってました…笑

 

 

 

 そんな感じです。

 この後、私は大学に進み発表があったり、就活で盛大にどもったりするという道を歩みます笑。

 

 この記事が少しでも読んでいただいた吃音者の方に「あ、この人私と同じ悩み持ってるんだ!よかった!ひとりじゃなかった!」と思っていただければ幸いです。

 

 それでは読んでいただいてありがとうございました!

 また次回!